美容治療

美容内服薬・外用薬

内服薬

シナール

ビタミンC、ビタミンB、Lシステインを主成分としたビタミン剤です。シミ・色素沈着を防ぎ、ハリや弾力に必要なコラーゲンの成分を促します。メラニン色素の生成を抑える効果が期待できます。

効果
  • メラニン色素の生産抑制
  • シミの改善
  • そばかす改善
  • 美肌効果
副作用
  • 嘔吐、むかつき
  • 胃の不快感
  • 下痢

トランサミン(トラネキサム酸)

トラネキサム酸は、人口的に合成されたアミノ酸の一種です。シミや肝斑の改善による美白効果が期待できます。特に肝斑の治療に広く用いられている治療薬です。メラニンをつくり出すメラノサイトにはたらきかけ、色素沈着抑制効果を発揮して肝斑を改善します。

トラネキサム酸とトロンビンを一緒に使用すると、血栓のリスクが高まります。医師に服用していることを申し出てください。

効果
  • 肝斑の改善
副作用
  • 食欲不振、胸やけ
  • 下痢
  • 発疹、かゆみ

ハイチオール(L‐システイン)

ハイチオールはL-システインを主成分とする内服薬です。
ビタミンCと一緒に摂ることでシミの原因となる過剰なメラニンの生成を抑制しシミを改善します。ターンオーバーを正常化させる作用により、毛穴つまりやニキビの改善などの美肌・美容効果も期待できます。

効果
  • 美白効果
  • ニキビ・ニキビ跡改善
  • シミ・そばかす改善
  • ターンオーバー促進
副作用
  • 悪心
  • 下痢
  • 口渇
  • 軽度の腹痛

ユベラ

抗酸化作用で有名なビタミンE。肌の酸化を抑え、皮膚の新陳代謝を高めて肌のターンオーバーを促す効果があり、シミやそばかす、肝斑といった色素沈着の改善につながります。抗酸化作用により紫外線などが原因で発生した活性酸素の働きを抑えて、しわやたるみを防止する効果が期待できます。

また、ビタミンEには血行を良くする作用があることから肩こりや冷え性にも効果的です。

効果
  • シミやそばかす改善
  • ターンオーバー促進
  • 血行不良の改善
副作用
  • 便秘
  • 胃腸の不快感
  • 下痢
  • 発疹、かゆみ

タチオン(グルタチオン)

タチオンは、グルタミン酸、システイン、グリシンという3つのアミノ酸が連なったペプチドです。人間の体内では皮膚や肝臓などに多く含まれているが、年齢や紫外線の影響により減少しやすいという特徴があります。強力な抗酸化作用があるため、肌の老化を防ぐ効果があります。ターンオーバーを正しく導き、抗酸化作用により白くハリのある肌へ整える効果が期待できます。

効果
  • 美白効果
  • メラニン抑制効果
  • ターンオーバー促進
副作用
  • 発疹、かゆみ
  • 嘔吐、むかつき
  • 食欲不振
主なリスク

当院では医薬品卸から入手した承認薬を使用しております。当該効能・効果への承認がないため適応外使用となります。そのため保険は使用できず、「自由診療」になります。

 

 

外用薬

ヒルドイド・ヘパリン類似物質

ヒルドイドの主成分は「ヘパリン類似物質」であり、ヒルドイドでなくてもヘパリン類似物質が同じように配合されていれば同等の効果を得られることができます。

ヘパリン類似物質とは、人の肝臓で生成される糖類のひとつ「ヘパリン」と似た性質を持つ物質のこと。肌の内側から代謝を促し機能を回復させることで、皮膚の乾燥の根本的な解決が望める成分です。

一時的ではなく、長期的な乾燥肌の改善が必要な方に特にぴったりな成分となっています。

効果
  • 保湿効果
  • 血行促進効果
  • 抗炎症効果
  • 線維芽細胞増殖抑制効果
様々な剤型

ヒルドイドには4種類の剤型(軟膏・クリーム・ローション・フォーム)があります。効果に大きな差はありませんが、べたつきや伸ばしやすさの特徴が異なります。好みでお選びください。

先発品後発品
ヒルドイドソフト軟膏ヘパリン類似物質油性クリーム
ヒルドイドクリームヘパリン類似物質クリーム
ヒルドイドローションヘパリン類似物質ローション
ヒルドイドフォームヘパリン類似物質外用泡状スプレー
×ヘパリン類似物質外用スプレー
*ヘパリン類似物質シリーズにはスプレー剤型があります。

禁忌
  • 血友病、血小板減少症、紫斑病等の方
  • 少しの出血でもリスクが高い方
主なリスク、副作用

当院では医薬品卸から入手した承認薬を使用しております。当該効能・効果への承認がないため適応外使用となります。そのため保険は使用できず、「自由診療」になります。

基本的には副作用の少ない医療用医薬品であり、安全性が高い成分です。稀に顔の赤み、かゆみ、発疹、皮膚炎、過敏症、紫斑等の症状が現れる事があります。何らかの症状が出た場合は、すみやかに使用を中止し、医師に相談ください。